新卒の私がどうして広島で暮らしながら東京で働こうと思ったのか
2019/08/21 追記
自分の働き方についてマイナビニュースに掲載されました! news.mynavi.jp
追記終わり
こんにちは、久々のポストです。 いろいろありましたが、無事に専攻科も卒業して、東京のガイアックスというIT企業に新卒入社しました。
社会人になって2ヶ月。4月はビジネス職の同期と合同でマナー研修など、5月はエンジニアの研修を終えました。 会社は永田町にあるのでその間は東京に滞在していたのですが、私の配属先はリモートワーク可能ということもあり、6月からは地元広島に戻って新たな挑戦を始めていきます。
そんな自分が広島で暮らしながら東京で働く理由について、良い節目なので書いていこうと思います。
会社との出会い
会社に出会う前
私は広島県出身で呉高専で7年間を過ごしました。7年って言う度に思うけど、小学校よりも長い期間、しかも人生で最も多感とも言える時期を高専に費やしてきました。 学生のときは、周りが技術屋さんばかりだったのもあって、あえて畑違いの建築系の空き家改修プロジェクトに参加するなど、技術にこだわらずに自分の住んでいる地域の問題に対して、真っ向から勝負しかけるようなチャレンジを続けていました。
ガイアックスとの出会い
今の就職先との出会いについて書くと、高専の専攻科に進学して1年目の授業のカリキュラムに「長期インターンシップ」が組み込まれていて、2ヶ月半実際に企業で働いて学ぶという機会がありました。ぼんやりと東京でガッツリインターンできないかなあと考えていたときに、空き家改修プロジェクトのときにお世話になっていた先生が「全国のコワーキングスペースを旅する」というチャレンジをしていて、そこで偶然うちの社員の方と先生が出会っていて、僕に紹介してくださったんですよね。それがきっかけでガイアックスと出会いました。
調べてみると、そのときの先生の挑戦がブログでまとまってました。笑
紹介された時は、事業が複数あってどんな会社なのかは正直よくわからなかったけど、会社の理念の「人と人をつなげる」に共感して、面談させてくださいとお願いしました。まさか建築系の先生にIT企業紹介してもらうなんて、それこそ人と人のつながりって強いなあと感じていたので。
インターン期間
なんとかスカイプ面談も通って、無事に東京でインターンさせてもらえることになりました。 やっぱりインターン中に感じたのは、東京のイベントの多さと質。「せっかく東京に来たから、できるだけのことを吸収しよう」という気持ちで、業務後のエンジニア向けイベントになるだけ参加していました。やっぱこう毎日広島でイベント開催されていないんですよね。
インターン行ってみてわかったのが、会社の人たちみんなが本当に楽しそうに仕事しているということ。インターンの期間が終わっても一緒に働けたらなーと思っていたら「広島に戻ってもリモートでやらない?」と声かけていただいて、広島に戻ってからも引き続きリモートでインターンを続けました。
迷いと決断
専攻科修了後は就職しようと思っていて、そろそろ就職先を決める時期になった頃、ありがたいことに通っていた高専の校長から「うちの学校で働くのはどうかね?」と声をかけてもらったんですよね。 聞いてみると、学校のシステムを統括する技術職の求人で、できることもテクノロジーと教育の分野で、タイミング的にもなかなか入ろうと思っても難しい。しかも自分がやりたいことと重なっている。呉か東京か。地方の学校教員か、東京のWebエンジニアか。なかなかない選択肢の狭間でいろいろ考え続けました。
そう思い悩んでいた時、所属している事業部の上司に「地元にいながら働くこともできるんじゃない?」と言ってもらったんです。 冷静に考えたら、場所で選択を狭めるのではなくて、自分で働き方をつくり出すこともできるよな、ガイアックスってそういう会社だよな、って思って。 ガイアックスという会社はいい意味でおかしくて、個人の人生を尊重しているところにめちゃくちゃ共感しているし、ガイアックスで働きながらでも地元で教育や地方創生に関わることができそうな気がするし、会社というよりコミュニティという側面が強くなってきていて、いっそガイアックスコミュニティに属して切磋琢磨する20代を過ごした方がいいことづくしなんじゃないかと思い、決断しました。
どうして広島なのか
そういえば、どうして地元に戻ろうとしているのか、あんまり書いていなかったですね。 結論から書くと、地方(まずは地元)の若者の将来の選択肢を広げられる活動をしたいから、地元に残りたいと思っています。
私が学生時代取り組んでいた空き家プロジェクトは、少し前まではなかった取り組みで、30代前半の経験積まれてきた方々がUターン的に学校の教育改革に関わって、その一環で生まれたプロジェクトでした。自分はそれにすごく刺激を受けたんですよね。なんというか、10歳くらい年上の先輩って、距離感は近いけど、ひと回りもふた回りも豊富な経験をされていて、学びになることが多かったように思います。
今の30代くらいの活発な方と出会えたことで、自分の人生の選択の幅が広がったのは確かで、それを自分だけで止めたくないという気持ちがあります。
では高専の就活事情ってどうなのかというと、多くの人が「学校宛に求人出してくれたメーカーに入る」という、一本道を走っていく感じなんですよね。もちろん、それ自体が悪いとかいう話ではなく、別の選択肢もあるよねという話で。
最近こそ「高専マガジン」のようなメディアも出てきて、少しずつ選択肢の広がりが感じられる世の中に移っていっているように感じます。
同じように私も、広島にいながら東京の会社に勤めるという、今まであまり見られなかった働き方を体現することで、いろんな選択肢があるってことを後輩たちが感じてくれて、一人ひとりの生き方を探していってくれたら嬉しいな、と思っています。 これからも定期的に地元に関わって、学生とななめの関係をつくっていくことで、教育面で貢献しながら学びを巻き起こすことができたらいいなと思っています。
というわけで、6月からは広島に戻り、広島を拠点に新しい活動を始めていきます!
早速、会社巻き込んで広島で「スタートアップ起業ワークショップ in Hiroshima」という学生向けのイベントを開催することになりました。
hiroshima2019.gaiaxstartup.studio
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