呉高専の専攻科に進学して半年経ったので振り返ってみる
これは呉高専エンジニア勉強会 Advent Calendar 2017の22日目の記事です。
こんにちは。呉高専の専攻科のちゃんゆーです。
専攻科に進学して半年経ったので、どんな感じのところなのかまとめたいと思います。
呉高専とは
そもそも呉高専についてざっとおさらい。高専自体の制度については割愛します。
学科
学科は以下のように分かれています。
僕は中学を卒業して電気情報工学科に入学し、その後専攻科に進学しました。 どうでもいいですが、工業高等専門学校だけど建築学科だけ工学じゃないんですよね。
その他特色
インキュベーションワーク
最近インキュベーションワークという、PDCA回すプロジェクト形式の授業が始まり、プロジェクトの活動がメディアに取り上げられることも増えてきました。
これまた新しい授業だけあって、賛否両論ありますが。学歴重視の業界に行く人にはこんなことやる暇があったら勉強して成績あげるわ、という人もちらほらいるようです。
専攻科とは
専攻科は2016年に改組され、カリキュラムが大きく変わりました。ざっくり言うと 本科で学んだ専門性を他領域に活かす勉強 をします。 先ほどのインキュベーションワークの延長のような、社会に出て働く上で必要な知識や経験則なんかが学べる環境を作ろうとしています。ただ主観だけど2017年現在は確実に学べる環境ではないように感じます。
見どころ
専攻科には以下のような、他ではみないような授業やカリキュラムがあります。
長期インターンシップでは、3ヶ月間企業に入り込み、実際に働く経験ができます。 他高専連携授業は、他の高専と連携して、プロジェクトマネジメント系の授業を受けます。
良い点
長期インターンシップがあること
やはりこれ。企業に3ヶ月間もずっと入り浸る経験はなかなかできません。都心部の大学では講義を受けながら空いた時間に出社するスタイルもあるようですが、週休2日、平日毎日入り込めるのはなかなかできない経験です。
働く前提の人は自分の就職したい分野の会社にインターンして、その内部事情を探ることができます。
研究したい人は企業ではなく研究所に行くこともできるようです。やりようによっては大学教授へのつながりも作れそうですね。
インターンしてきた会社が合わないなら合わないで、新卒カードを切る前によい判断材料がもらえたことになるのでいいなと。
時間がかなりある
特に専攻科の1年生のうちは時間がかなりあります。週休4日くらいです。
この間に研究に没頭することもできるし、個人でプロダクト作ることに時間を割くこともできます。僕は長期インターンに行った会社と、インターン後もリモートでアルバイトさせてもらっています。 技術力伸ばしながらいろんなことに手が出せて、のびのびできて幸せです。
逆にやりたいことが見つからないなら、将来どういった業界へ行くのが自分にとって良いか見つけるために時間を使えます。
自分で時間を有効に使える自信がないなら、専攻科の有り余る時間に困ってしまうかもしれないです。素直に就職するか大学進学するかしたほうが、適度に予定が埋まっていっていいのかな、とも思います。(それが本質だとは思わないけど)
悪い点
授業がまだ詰めきれていない
改組されて間もないので、ほとんどの授業は試行錯誤段階です。
見どころで触れた連携授業も、遠方の学校とインタラクティブにやり取りするわけではなく、単に動画を見ているような形で授業が進んでいきます。通信機器に不具合が発生して、授業中にわたわたする場面も少なくありません。
それからプロジェクトマネジメント系の授業も作り込まれておらず、「テキトーにやっちゃって」感が満載です。 まだ専攻科の1年目ですが、今の授業の内容がどういった場面で具体的にどう活かせるのか示されていないので「やったところで」感が強いです。授業内容のロードマップとかあれば学生も意図を見出しやすいんだろうけど、そういったものがなく、「やったほうがいいよね」という内容を点々と行っており、それらが面的に繋がる感じがしないです。ただこなしている感じ。
それから自分の専門領域の授業はほとんどありません。(週に1コマ程度) 専攻科の1年目なのでこのくらいの量なのかもしれません。
専門の授業がない代わりに、専門性を活かして他の専門の学生と協力する場面があるので、インプットするよりアウトプットする場面が多いと思います。 どんどん専門性高めたい人の多くには向いていないかもしれません。
環境が変わらない
専攻科に進学する人のほとんどが、本科からの進学になります。そのため、周囲の環境が変わらず刺激が少なくなりがちです。思考も凝り固まるようになったり、悩みを相談できる人がいないとハマったりするかもしれません。 積極的に外に出る(地域、学会、企業など)ことで、環境を変えないまま刺激的に日々過ごせるので、そういった生き方がおすすめです。
まとめ
改組して2年目の専攻科、僕の主観でまとめてみました。
後輩には、いろんな人から情報集めて、悔いのない選択をしてほしいものです。
Placeholdというダミー画像を生成してくれるサイトが便利
この記事は呉高専エンジニア勉強会 Advent Calendar 2017の13日目の記事です。
ここ最近は友人とメディアを立ち上げていて、そのフロントエンドをゴリゴリ書いています。
emacsについて書こうと思ったのですが、今回は記事書く時間がなかったので、便利なサービスを紹介します。ごめんなさい。
続きを読むLINEとTrelloで手軽にタスク管理してみる
こんにちは。気づけばすっかり秋空。気持ちいいですー。
手軽さを重視して、LINEとTrelloでタスク管理する方法思いついたので試験的に導入してみることにしたのでそのまとめです。
背景
学生みんなSlackとか使わないんで、LINE+α的な感じでタスク管理できたらよいなと。
使うもの
- LINE(要メールアドレス登録)
- Trello
- IFTTT
全体像
コミュニケーションはLINEで行う。
Trelloは進捗の確認、共有用。ほんとにボードのイメージ。
IFTTTはTrelloでカードが移動したことをLINEで通知するためのつなぎ。こうすることでTrelloをずっと監視しなくてもよくなる。今のLINEでやり取りするというスタイルを変えずに済む。うれしい。
設定手順
Trelloに登録してチームとボードとリストを作る
ここから普通に登録する。Googleアカウントでログインもできるようです。
ボードリストが出てくるので「新しいチームを作成」からチームを作ります。
「新しいボードを作成」からボードを作ります。
こんな画面が出てくるかと。
「リストを追加」リンクから必要なリストを追加します。
こんなイメージです。
作業が完了したら右側の完了リストにカードを動かすという使い方。
IFTTTに登録してLINEとTrelloを連携させる
初めて使う方は登録します。
登録が済んだらメニューバーの「My Applets」から「New Applet」
もしTrelloのカードが動いたら、LINEに通知を送る。と設定します。
Trelloを選ぶ。何かしらの認証求められるので許可します。
Card added to listを選択。
先ほど作ったボードとリストを記入します。リスト名を間違えないように注意。
そしたらつぎはthat
LINEを選択して、Send messageを選択する。
ここでも何かしらの認証求められるので許可します。うろ覚えですが、スマホのLINEアプリのプロフィール設定でメールアドレスのとパスワードの設定ができます。よくわからなければ「LINE IFTTT」あたりでググればよいかと。
通知を送りたいグループを設定します。ここでは1:1でLINE Notifyから通知を受け取るようにします。
なお、グループに通知を送る場合にはLINE Notifyを招待しておきます。
そして、Messageで通知の内容を見やすいように書き換えます。
{{ 二重括弧 }}で囲まれた部分は通知の内容によって置き換わります。プログラムでいう変数みたいなものです。「Add ingredient」から一覧を確認できるので、好きなように入れていきましょう。
僕は以下のように書きました。
【タスク完了】{{Title}}が{{ListName}}に移動しました。<br><br> 移動日時: {{AddedAt}}<br><br> 移動者: {{CreatorFullName}}<br><br> URL: {{CardURL}}
Create actionからのFinishで設定完了です。
「Receive notifications when this Applet runs」はOFFにしておいでいいでしょう。
実際に使ってみる
Trelloでカードを完了に動かします。
通知が来ました。(移動者とURL消しています)
これで、普段はLINEやり取りしながら、タスクの進捗状況も通知で送られてみんなで確認できます。
しばらくこれで運用してみます。
習慣化するには変化がすぐわかったほうがいいと思う
日記や家計簿を続けるのが苦手な人も多いと思う。
筋トレや毎日のランニングも途中でやめちゃったって人も多いのでは。三日坊主ってやつ。
自分もそうだ。
最近思うのは、物事を続けて習慣化するには、続けたことで何が変化したかわかるのが大事だと思うんだー。三日坊主しがちな人は、「3日やっても変化がでないからだめじゃん!やーめた!」となるんじゃないかと。
だから、こういうのが続かない人は、頻繁に比較をすることが大事になってくるんだと思う。
例えば家計簿だと、今日使ったお金の記録をとってみて、次の日も使ったお金の記録をとる。その際に、前日と見比べるようにする。「昨日は1500円使ったのに今日は2300円も使った! どうしてどうして〜?」といったように、比較することで「記録とってよかったー、明日もしよう」となりやすい。
2週間続くと、週単位での比較ができるし、2ヶ月続くと月単位での比較ができる。こうなってくると、記録とらないほうが気持ち悪くなってくる、たぶん。
いま作りたいなーって考えてるのは、この考えを当てはめた日記システム。最初の一週間は前日との比較。日記を書き終わったら前日書いた日記が自動的に表示されて、「昨日はこんなことあったなー」となる。一週間続くと先週の同じ曜日の日記を再表示して「先週と同じもの食べたなー」とかわかってくると、どんどん続いていくのかなと。
日記って自分から見返さないと比較できないから、それを自動的にやってくれると続くし書いてて楽しいかなーと。
あ、ちなみにこれは10年日記の考えを発展させて、三日坊主でも楽しくできるかなーと思ったもの。
いつか作ろうと思う。
virtualenvのインストールと使い方
完全に自分用メモです。
最近Djangoのチュートリアルが一段落しました。環境構築する際にPythonの仮想環境を用意した方がよくて、つまづいたのでメモ。
最初に自分はanaconda3-4.0.0でvirtualenvをインストールしようとしたがうまくいかず。調べてみると裏で色々と競合しているようだ。
結局試行錯誤するもだめだったので、python-3.5.1でやるとすんなりいけた。ほへぇ。
# virtualenvのインストールと確認 $ pip install virtualenv $ pip freeze ... virtualenv==15.1.0 ... # 仮想環境を構築したいディレクトリを作って入る $ mkdir hoge $ cd hoge # 仮想環境作る $ virtualenv virenv ... Installing setuptools, pip, wheel...done. # 新たなディレクトリができたことを確認 $ ls virenv # 仮想環境に入る $ source virenv/bin/activate
これで仮想環境入り。まっさらな状態だ。仮想環境に入ると、
(virenv)$
このように(仮想環境名)$と表示される。
以下、仮想環境からの脱出方法。
# 仮想環境から出る (virenv)$ deactivate
ちなみに仮想環境の削除はディレクトリをまるごと消せばいいようだ。
以上、仮想環境の構築と入る方法と出る方法まとめてみた。 いやー、anacondaよくわからないです…難しい。
おわり。
判断に迷ったらとりあえず決めちゃえばいい
何かを決めなくちゃいけないとき、判断に迷うことがある。 たいていそういうときは、とりあえずで決めちゃって、判断を先送りにしないほうがいいんじゃないかなーと思う。
なんか判断に悩むようなことがあっても、仮にでも決めると話がどんどん進むからいいと思うんだ
— ちゃんゆー (@cHanYou0311) 2017年2月9日
これを仮決定の法則って勝手に呼んでるんだけど、実際無駄に迷うことがなくなっていい感じ。
例えば、「どの色の傘を買おうか」迷うときも、色を選ぶとき何色にするのかあらかじめ決めておけば、すんなり決められる。「自分は青色が好きだから、持ち物は青色を中心に選ぼう」とか仮にでも決めておくと、いざ判断を迫られたときにサッと決断できる。
これは仮決定だから、一生青色を選ばないといけないわけじゃなくて、気が向かなかったらいつでも変えていい。「なんか青より黄色のほうがいいなー」って思ったら、次は黄色を選択し続ければいい。仮決定だからね。
これは単にどの色を選ぶといった話だけじゃなくて、進路だったり、キャリアプランにも応用できるかなーって思う。
例えば進路に悩む中学生がいたとして、どういった分野で仕事をしたいか仮にでも決めてしまえば、その後の判断がかなりしやすくなると思う。「昆虫が好きだから昆虫博士になる」って仮決定すれば、そのための道筋が見えてくる。そうなればあとはその道へ進むだけ、方向性ができてとてもよろしいねって思う。
これまた仮決定なわけで、虫の勉強をする中で「やっぱさかなクンみたいになる」って思い直して、方向を修正しても全然いい。個人的には、こういうとき「昆虫と魚の関係に強い専門家」とかに目覚めるとおもしろいなーとか思うけどね。
一度決めたことは変えちゃいけないって考えがちだけど、そんなことはなくて、当時はそんなこと思ってたけど今は違う、でいいと思うんだ。できれば行き当たりばったりじゃなくて、ちゃんと根拠あっての指針変更が理想だけど、中学生とかには難しいかもしれんなー。ちゃんと考えられる大人だったら、うまく経験をストーリ仕立てにして指針変更した理由を説明できていいんじゃないかな。
そういえば、似たような考え方で計画的偶発性理論ってのがあったなー。
なんか理論とか法則とか言うと胡散臭いけど、絶対当てはまるってわけでもないし、こういうこともあるよねーって認識で、お気楽に生きていくのが一番かと。